1988年 俺、どえらいことを企んでる

5月の6,9日に武道館で「Back to Zero」というコンサートをやりまして、そのあと暫く活動を停止することにしたんです。

「休業宣言!」っていうように、まわりの人たちに騒がれちゃってるけど、そんな大げさなことじゃないんだよね。

まあ、いろいろやりたいことがあって、今、それをやらなくちゃいけないと思ってたんで。そのための準備期間という意味なんですが、自分としては。

このところ、俺自身が、どうしてもいろんなモノに流されがちだったような気がするんだよね。自分の本意じゃないコマーシャル的な活動に頼っちゃったりとか。

テクニックとか、なんか本質とは違うなというところで、うまくやっていくたくはなかったしね。

Back to Zeroというコンサート・のタイトル通り、日本語に訳すと”初心に帰る”かな。総決算的な要素もある程度は、入れようと思ってます。

いま、この場で復帰したとこのことを具体的に話せないのは「ナゼなんだ?」と思っているでしょうね。実はそれには深い理由がありまして。

だいたい概略だけをお話しするとですねぇ、まあ、バンド的なものをやろうかと思ってるんですよ。バンドと言っても、固定メンバーがいて、オレがボーカル担当というような、カチッとしたものじゃなくて、俺を含めた3人ぐらいがひとつの核になる。その都度違うミュージシャンにサポートしてもらう、というカタチにしたいと思ってるんですよ。だから、バンドというよりも”ユニット”という言い方が合ってるかな。

この構想は2年ぐらい前から持ってたんだけどね、集まるミュージシャンの顔ぶれがすごい!「あ、なるほどね」っていうのから「エ?!」という奴まで、強力なアーティストが参加する予定なんです。(略)

いまここで、そのメンバーを発表すると、それこそ”爆弾宣言”になって、メチャクチャなことになっちゃうんですよ。いわゆる、ビジネス上の問題というか、こまかいことが、いろいろあってね。もうひとつは、活動を再開したときに、世の中を、ビックリさせたいっていう気持ちもあるんだけどね、実は。


ユニットとしてのバンド名は、たぶんつけると思います。サウンド的には、R&Rですよね。

やっぱ、オレの中の基本は、8ビートのストレートなR&Rなんだよね。今までいろんなスタイルの音楽をやってきたけれど、あらためて、シンプルなロックのほうがカッコイイと思っているんですよ。

まあ、一緒にやっていく予定のメンバーたちは、相当に個性の強い奴らばっかりですからね。結果的に、どういうサウンドになっていくかは、まだ見えないんだけど、一応音作りの基本ラインは、”8ビートのR&R”でやっていければと、企んでいるというわけなんです。

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